一括投資と積立投資、暴落に強いのはどっち?

まとまった資金を投資する際、「一度に入れる(一括投資)」か「複数回に分けて入れる(積立投資)」かで悩む方は多くいます。この記事では、暴落局面での値動きの違いに絞って両者を比較します。

結論

暴落局面に限れば、積立投資のほうが購入タイミングが分散される分、価格変動の影響を受けにくいという性質があります。

一括投資は、投資直後に暴落が来ると評価額の下落を全額分で受けることになります。

どちらが総合的に有利かは別の観点(期待リターン等)も関わるため、詳しくは「積立投資と一括投資どっちが有利?」もあわせてご確認ください。

約3分まとまった資金がある方向け

こんな人向け

  • まとまった資金を一括で入れるか積立にするか迷っている
  • 暴落が来たときにどちらが影響を受けにくいか知りたい

この記事で分かること

  • 積立投資は購入タイミングが分散するため、暴落直後の下落の影響を受けにくい
  • 一括投資は好調な相場ではリターンが大きいが、暴落直前・直後は影響を受けやすい
  • 「どちらが得か」の一般論は別記事、この記事は暴落局面での値動きの違いに絞って解説

この記事のポイント

積立投資は購入タイミングが分散され、暴落直後の影響を受けにくい

積立投資(ドルコスト平均法)では、毎月一定額を複数回に分けて購入します。暴落が投資期間の途中で起きても、それ以前に購入した分・それ以降に購入する分があるため、資産全体への影響が時間的に分散されます。

一括投資は投資直後の暴落の影響をそのまま受ける

一括投資では、投資したタイミング以降の値動きをそのまま資産全体で受けます。投資した直後に暴落が来た場合、評価額は購入した全額分が下落の影響を受けることになります。

2022年の下落局面での値動きの違い

2022年1月に一括投資した場合と、2022年1月から月3万円ずつ積立投資した場合を比較すると、積立投資のほうが下落局面での評価額の落ち込みが緩やかになる傾向が見られます。積立の場合、下落が進んだ月ほど安く買い増せるため、平均購入単価が下がる効果もあります。

積立タイムマシン編集部

最終更新: 2026年8月

本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。

暴落ガイド5/5

積立投資が暴落局面で値動きが緩やかになる理由

積立投資では、毎月一定額を複数回に分けて購入するため、暴落が投資期間の途中で起きても、それ以前に購入した分・それ以降に購入する分があり、資産全体への影響が時間的に分散されます。さらに、下落が進んだ月ほど同じ金額でより多くの口数を購入できるため、平均購入単価を下げる効果もあります。

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一括投資が暴落局面で受ける影響

一括投資では、投資したタイミング以降の値動きをそのまま資産全体で受けます。投資した直後に暴落が来た場合、評価額は購入した全額分が下落の影響を受けることになり、積立投資と比べて評価額の変動が大きくなりやすい性質があります。

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暴落を意識する場合の資金の入れ方の考え方

暴落局面での値動きの緩やかさを重視する場合、まとまった資金を一度に入れるのではなく、複数回に分けて投資する(時間分散)という考え方が紹介されています。ただし、期待リターンや機会損失の観点も含めた総合的な判断は、資金計画や投資目的によって個人差があります。

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よくある質問

Q. 暴落が来る前に一括投資してしまったらどうなりますか?

A. 投資した全額分が、その後の下落の影響を受けます。回復を待てる期間の余裕があれば、過去の実績では数年以内に回復する傾向が見られていますが、投資直後の評価額の下落幅は積立投資より大きくなりやすい性質があります。

Q. 暴落が怖いので、まとまった資金も積立に回すべきですか?

A. 暴落局面での値動きの緩やかさを重視するなら、まとまった資金を複数回に分けて投資する方法(時間分散)も一つの考え方として紹介されています。ただし、分散する期間が長くなるほど、その間現金のまま置いておく資金の機会損失も発生します。

Q. 一括投資と積立投資、期待リターンが高いのはどちらですか?

A. 一般的には、相場が右肩上がりを続ける前提では一括投資のほうが期待リターンは高いとされています。ただし本記事は「暴落局面での値動きの違い」に焦点を当てており、期待リターン全体の比較は別記事「積立投資と一括投資どっちが有利?」で詳しく解説しています。

Q. ボーナスなどまとまった資金が入ったら、どう投資すればいいですか?

A. 一括で投資する、複数回に分けて投資する、通常の積立に上乗せする、など複数の考え方があります。暴落局面での値動きの緩やかさを重視するか、機会損失を避けて早く投資するかは、資金計画や心理的な許容度によって個人差があります。

Q. NISA口座でも一括投資と積立投資の違いは同じですか?

A. 非課税枠の使い方という点では違いがありますが、暴落局面での値動きの分散効果という観点では、課税口座・NISA口座に関わらず同じ考え方が当てはまります。

こんな人におすすめ

まとまった資金の投資方法を、暴落局面での値動きの観点から検討したい方

一括投資と積立投資、それぞれの暴落時の影響を実データで確認したい方

ボーナス等のまとまった資金の入れ方に迷っている方

よくある失敗パターン

一括投資は積立投資より常に不利だと誤解する

暴落局面での値動きの緩やかさでは積立投資に分がありますが、相場が右肩上がりを続ける前提では一括投資のほうが期待リターンが高いとされています。「どちらが常に優れているか」という単純な話ではありません。

積立投資なら暴落の影響を全く受けないと誤解する

積立投資も暴落の影響を受けないわけではなく、あくまで一括投資と比べて時間的に分散される、という違いです。暴落局面では積立投資でも一時的に含み損になることがあります。

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