暴落したら積立はやめるべき?判断基準を整理

相場が大きく下落すると、「このまま積立を続けていいのか」という不安が生まれます。この記事では、特定の銘柄に限定せず、暴落時に積立を続けるか・見直すかを考える上での一般的な判断基準を整理します。

この記事のポイント

ドルコスト平均法では、下落時ほど多くの口数を買える

毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法では、価格が下落した月ほど同じ金額でより多くの口数を購入できます。積立を停止すると、この「下落時に安く買い増す」機会そのものを失うことになります。

暴落時の売却は、含み損を確定させる行為

評価額が下がっている局面で売却すると、その時点の含み損が確定します。長期積立を前提にしている場合、下落局面での売却は「安く売って、後の回復局面を逃す」結果につながりやすいという性質があります。

新NISA口座では、売却すると非課税枠の再利用は翌年以降になる

新NISA口座で保有している商品を暴落時に売却した場合、その分の非課税枠が復活するのは翌年以降です。当年中に非課税枠を再利用することはできないため、慌てて売却すると非課税枠の使い方の面でも不利になりやすい点に注意が必要です。

積立タイムマシン編集部

最終更新: 2026年8月

本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。

暴落ガイド2/2

ドルコスト平均法における下落局面の役割

毎月一定額を積み立てるドルコスト平均法では、価格が下落した月は同じ金額でより多くの口数を購入できます。下落局面で積立を止めることは、平均購入単価を下げる機会そのものを手放すことを意味します。長期積立の設計上、下落局面は「悪いこと」というより「口数を積み増す局面」として組み込まれています。

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積立を見直すべきケースと、続けるべきケース

見直しを検討すべきケース:①5年以内にその資金を使う予定がある(住宅購入・教育費など)②生活防衛資金が不足しており緊急に資金が必要。継続を検討すべきケース:①10年以上先の目標(老後資金など)②生活費とは別の資金で積立を行っている③相場変動に関わらず一定額を積み立てる方針を決めている。「暴落したかどうか」ではなく「その資金がいつ必要か」を軸に判断することが、一つの整理の仕方として紹介されています。

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新NISA口座で暴落時に売却する場合の注意点

新NISA口座で保有する商品を暴落時に売却すると、その時点の評価額で非課税枠(簿価分)が復活しますが、復活するのは翌年以降です。当年中に非課税枠を再利用することはできないため、下落局面での売却は非課税枠の活用という観点でも不利になりやすい点に注意が必要です。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。

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よくある質問

Q. 暴落時に積立を止めると何が起きますか?

A. その期間に得られたはずの「下落時の安値での買い増し」ができなくなります。過去の実績では、下落局面で積立を継続した投資家の方が、回復局面で保有口数が多く有利になる傾向が見られています。

Q. 積立をやめて、相場が落ち着いてから再開すればいいのではないですか?

A. 「いつ落ち着くか」を事前に判断することは、プロの機関投資家でも困難です。再開のタイミングを見極めようとする間に回復局面が始まると、その値上がりを取り逃す可能性があります。

Q. 暴落時に積立をやめてもいいケースはありますか?

A. 近い将来(5年以内など)にその資金を使う予定がある場合や、生活防衛資金が不足しており緊急に資金が必要な場合は、積立の継続よりも資金確保を優先することが合理的な場合があります。

Q. NISA口座で暴落時に売却すると、非課税枠はどうなりますか?

A. 売却した分の非課税枠(簿価分)は翌年以降に復活しますが、当年中には再利用できません。慌てて売却すると、非課税枠の使い方の面でも不利になりやすい点に注意が必要です。

Q. S&P500・オルカンなど、銘柄ごとに暴落への強さは違いますか?

A. 銘柄ごとの過去の暴落幅・回復期間には違いがあります。具体的な銘柄別の実績データは、各銘柄の暴落関連記事(S&P500の暴落実績など)で確認できます。

こんな人におすすめ

相場が下落し、積立を続けるべきか迷っている方

暴落時の売却・継続の判断基準を整理したい方

NISA口座での暴落時の非課税枠の扱いを確認したい方

よくある失敗パターン

「暴落したから」という理由だけで積立をやめてしまう

暴落そのものではなく、「その資金をいつ使う予定か」を軸に判断することが一つの整理の仕方として紹介されています。10年以上先の目標であれば、暴落は積立を見直す直接の理由にはなりにくいとされています。

NISA口座なら暴落時に売却してもすぐ非課税枠を使い直せると誤解する

売却した分の非課税枠が復活するのは翌年以降です。当年中の再利用はできないため、慌てた売却は非課税枠の使い方の面でも不利になりやすくなります。

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