S&P500が暴落したらどうなる?過去の暴落データと積立継続の実績

「S&P500は暴落したらどうなるの?」という不安を持つ投資家は多くいます。特に近年に投資を始めた方は本格的な長期下落を経験していないため、「暴落」への恐怖は自然です。この記事では過去のS&P500の主な暴落事例と、それでも積立を継続した場合に何が起きたかを実績データで解説します。

この記事のポイント

S&P500の主な暴落4例——最大-57%でも必ず回復してきた

①2000年ITバブル崩壊(-49%、回復まで約7年)②2008年リーマンショック(-57%、回復まで約5年)③2020年コロナショック(-34%、回復まで5ヶ月)④2022年利上げ局面(-25%、回復まで約18ヶ月)。いずれも数年以内に最高値を更新しています。過去130年以上の米国株市場では長期下落は必ず回復してきました。

2022年の下落期も積立継続なら2年で完全回復——安値で積み増した効果

2022年1月からS&P500へ月3万円の積立を始めた場合、当初1年間は含み損が続きました。しかし積立を継続したことで暴落時に安値で大量購入でき、2023〜2024年の急回復局面でこれらが大きな利益に転換しました。積立タイムマシンのシミュレーションでは2022年スタートでも現在はプラスになっています。

暴落時に「売る」と損、「続ける」と得——最悪のパターンを避ける

2020年コロナショックで3月の底値付近に売却した投資家は、その後の急回復(1年で+70%以上)に乗れませんでした。暴落時の売却は「安値で売って高値で買い直す」最悪のパターンです。長期積立において最も重要なことは「暴落時こそ続けること」であり、これが複利効果を最大化します。

積立タイムマシン編集部

最終更新: 2025年6月

本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。

S&P500の主な暴落事例と回復までの期間

過去の主な暴落と回復期間:①ITバブル崩壊(2000〜2002年)最大下落-49%、回復まで約7年②リーマンショック(2008〜2009年)最大下落-57%、回復まで約5年③コロナショック(2020年)最大下落-34%、回復まで約5ヶ月④2022年利上げ局面 最大下落-25%、回復まで約18ヶ月。いずれも数年以内に最高値を更新しており、過去130年以上の米国株式市場では長期下落は必ず回復してきました。

積立投資家と一括投資家で暴落の影響がどう違うか

2020年1月に100万円を一括投資した場合、2020年3月時点で評価額は約66万円に激減。一方、毎月3万円の積立投資家は3月の底値でも安く買い増しでき、精神的なダメージも分散されました。積立投資の最大のメリットは「暴落時のダメージを心理・金銭両面で分散できること」です。

暴落時に「続ける・売る」の判断基準

売却を検討すべきケース:①5年以内に資金が必要になった(例:住宅購入・教育費)②生活費が不足していて緊急で資金が必要。売却しない方がいいケース:①老後資金など10年以上先の目標②生活費は別口座で確保できている③精神的に不安でも「ルールに従って続ける」と決めている。長期積立の原則は「緊急の必要がない限り売却しない」です。

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S&P500の積立を継続した場合の実績——積立タイムマシンの実データ

2022年1月からS&P500へ月3万円を積み立てた場合の積立タイムマシン実データを確認できます。2022年末時点では元本割れでしたが、2023〜2025年の急回復を経て現在はプラスに転じています。「暴落期スタートでも続けた人が報われた」事例です。暴落期スタートの詳細シミュレーションはこちら

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よくある質問

Q. S&P500の暴落はいつ来ますか?

A. 正確なタイミングを予測することは、プロの機関投資家でも不可能です。過去の統計では平均して3〜4年に一度、10〜20%以上の下落が発生していますが、「いつ・どの程度か」は事前には分かりません。だからこそ毎月定額を積み立てて時間分散することが有効です。

Q. S&P500が暴落したとき、一時的に積立を止めるべきですか?

A. 一時停止はおすすめしません。暴落期間中が最も「安く買える」タイミングです。積立を停止すると回復局面での保有口数が少なくなり、リターンを大きく損ないます。心理的に難しいですが、ルールに従って淡々と継続することが長期積立の鉄則です。

Q. 暴落が長引いた場合はどうなりますか?

A. 2000年代のように長い調整局面が続く可能性もゼロではありません。ただし10〜15年以上の積立期間を確保することで、過去の実績では損失リスクが大幅に下がっています。余裕資金(生活費3〜6ヶ月分以外の資金)での積立が前提です。

Q. S&P500とオルカンはどちらが暴落に強いですか?

A. 暴落幅はほぼ同程度です。ただし回復力では、米国企業に集中するS&P500が過去の実績では若干有利な場合が多かったです。分散性(リスク分散効果)ではオルカンが優れています。いずれも長期積立の前提条件は変わりません。

Q. S&P500は何年続けると暴落でも損しないですか?

A. 一般的に15〜20年以上の積立期間があれば、過去の実績ではほぼ確実にプラスになっています。5〜10年では暴落のタイミングによって損失が出る可能性があります。老後資金など15年以上先の目標であれば長期積立に最適な商品です。

こんな人におすすめ

「S&P500に投資したいが暴落が怖い」と感じている方

新NISAでS&P500の積立を始めたばかりの方

暴落時に売らずに継続できるか不安な方

S&P500の歴史的な実績を理解した上で投資判断をしたい方

「暴落=損確定」という誤解を解消したい方

よくある失敗パターン

暴落報道を見て積立を停止する

ニュースで「株価暴落」と報道されると積立を止めたくなりますが、これは最も安値で買える機会を逃すことです。S&P500の過去データでは、積立を継続した投資家は停止した投資家より常に有利な結果を得ています。

「今が最高値だから買い時ではない」と待ち続ける

「もっと下がってから買おう」と待ち続けると、機会損失が積み上がります。S&P500は過去に「最高値を更新し続ける」特性があり、「今が最高値」は多くの場合「将来的には低い価格だった」という結果になっています。

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