オルカン1本で全世界の株式へ分散できるため、分散だけを目的にS&P500やNASDAQ100を追加する必要はありません。ただし、追加すると米国株や大型グロース株の比率が上がるため、その偏りを意図して選ぶかが判断点です。実績データと構成の違いから整理します。
オルカン1本で約3,000銘柄へ分散できる
オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)1本で先進国・新興国を含む約3,000銘柄へ時価総額加重で分散投資できます。S&P500などを追加すると銘柄数を増やすより、すでに含まれる米国株の比率を高める効果が中心になります。
オルカン+S&P500は米国比率を高める組み合わせ
オルカンにはS&P500の主要銘柄がすでに含まれています。S&P500を追加すると、地域分散を広げるのではなく米国株の比率を高める組み合わせになります。その偏りを意図しているかを確認することが判断材料です。
追加するなら、増える偏りと値動きを確認する
NASDAQ100や高配当株式を追加する考え方もありますが、米国株・大型グロース株・高配当株など特定の性質を強める選択です。新NISAではつみたて投資枠と成長投資枠を併用できます。つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円です。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。
積立タイムマシン編集部
最終更新: 2026年8月
本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。
制度情報の確認状況
オルカンとS&P500を両方持つ場合、オルカンに含まれる米国株へS&P500を上乗せするため、全体の米国比率が高まります。銘柄の重複自体が問題なのではなく、「世界分散を広げたい」のか「米国比率を高めたい」のかで組み合わせの意味が変わります。オルカン単体でも約3,000銘柄へ分散されています。
オルカンの国・地域別構成比は、連動対象指数の定期見直しと各市場の時価総額の変化によって動きます。日本株・欧州株・新興国株も含まれますが、特定地域の比率を固定する商品ではありません。
オルカンを中心にし、NASDAQ100や高配当株式など性質の異なる商品を一部組み合わせる考え方は「コア・サテライト」と呼ばれます。追加部分はリターンを保証するものではなく、米国株・大型グロース株・高配当株などへの偏りと値動きを強めます。新NISAの制度数値は120万円のつみたて投資枠と240万円の成長投資枠を参照しています。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。
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Q. オルカン1本だとリターンが低いですか?
A. 過去実績ではS&P500やNASDAQ100がオルカンを上回った期間がありますが、下落時の値動きも異なります。リターンの高さだけでなく、投資対象の範囲と下落幅を同じ期間で比較する必要があります。
Q. オルカンに新興国株や日本株も含まれますか?
A. 含まれます。オルカンは日本を含む先進国と新興国の株式約3,000銘柄を対象とし、構成比は指数の見直しや市場の値動きに応じて変化します。
Q. 2本持つより1本に絞った方がいいですか?
A. 本数だけでは判断できません。オルカンとS&P500を併用すると米国株の比率が高まり、NASDAQ100を加えると米国大型グロース株の比率が高まります。その偏りを意図している場合は併用、世界分散を維持したい場合はオルカン1本という整理ができます。
Q. オルカンに債券や現金を組み合わせる意味はありますか?
A. 債券や現金は、株式同士を追加する場合とは異なり、値動きや資金を使う時期を調整する役割があります。必要時期が近い資金と長期運用する資金を分けて考えることが判断材料になります。
Q. オルカン1本を売却する時期はどう考えますか?
A. 目標金額や資金を使う時期から逆算して考えます。一度に売却する方法と複数回に分ける方法があり、売却時の相場変動をどこまで許容するかで選択が変わります。
「1本でシンプルに世界分散したい」という方
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「オルカン一本で本当に大丈夫か」を確認してから始めたい方
新NISAのつみたて投資枠を最大限シンプルに活用したい方
⚠ 「分散のため」にオルカン+S&P500を両方購入する
オルカンとS&P500を両方持つと米国比率が高まります。世界分散を広げる目的とは一致しませんが、米国比率を意図的に高める目的なら組み合わせの意味は変わります。
⚠ 過去のリターンだけ見て「NASDAQ100一本にする」
NASDAQ100がオルカンを上回った期間はありますが、2022年の暦年リターンはNASDAQ100約−33%、オルカン約−18%でした。過去のリターンと下落幅を同時に確認する必要があります。
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積立タイムマシンで試す本サービスのシミュレーションは過去データをもとにした参考情報です。将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身でお願いします。データについて