VTとS&P500、どちらを積み立てるべき?

全世界の株式に分散投資できるETF「VT」と、米国の代表企業500社に投資する「S&P500」。同じインデックス投資でも、対象とする範囲が大きく異なります。過去の実績データで両者の違いを整理します。

VTA:公式月次データS&P500A:公式月次データ

結論

世界全体に分散したい → VT
米国の成長力に集中したい → S&P500

積立シミュレーション比較

2020年1月〜 / 毎月3万円積立

VT

評価額

328万円

利益

+130万円

リターン

+66%

元本

198万円

S&P500

評価額

352万円

利益

+154万円

リターン

+77.9%

元本

198万円

S&P500 が上回った利益差

+23万円

資産推移グラフ

投資元本
VTの資産
S&P500の資産

VT vs S&P500 スペック比較表

項目VTS&P500
投資対象全世界株式(先進国+新興国)米国株式(S&P500指数)
国数約50ヵ国米国のみ(1ヵ国)
銘柄数約10,000銘柄500銘柄
分散性◎ 世界全体に分散○ 米国内で分散
リスク中(★★★)中(★★★)
共通期間の年率リターン(CAGR)+14.53%+18.04%

2018年8月〜2025年6月(83か月)。円ベースの検証済み月次リターンを複利連結し、年率換算しています。分配金再投資・ファンド費用を反映。積立結果の利益率や年次リターンの算術平均ではなく、売買費用・税金は含みません。

信託報酬年0.06%年0.08140%
NISA対応○ 成長投資枠(ETF)○ つみたて・成長両対応

自分の条件でシミュレーション

積立開始年・月額を変えて、あなたの「たられば」を計算できます。

VTとS&P500のよくある質問

Q. VTとS&P500はどっちがおすすめですか?

A. 投資目的によります。「世界全体に分散して、特定の国への依存を減らしたい」ならVT、「米国の成長力に賭けて高いリターンを狙いたい」ならS&P500が向いています。過去の実績ではS&P500のほうがやや高いリターンでした。

Q. VTとオルカンは何が違いますか?

A. 投資対象(全世界株式)はほぼ同じですが、VTは米国籍のETF、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は日本の投資信託という形式の違いがあります。ETFは取引所でリアルタイムに売買でき、投資信託は毎日一回の基準価額で購入する点が異なります。

Q. 初心者にはどちらが向いていますか?

A. 初心者にはVTがまず候補になりやすいです。1本で世界中に分散でき、米国が不調な局面でも他の国が補ってくれます。S&P500は米国経済への信頼があり、過去の高いリターンを重視する方に向いています。

Q. 暴落時に強いのはどちらですか?

A. 2022年の円ベース・分配金再投資込みの暦年リターンは、米国ETF VTが約−5.9%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が約−6.1%でした。VTはUSD建てNAV Total Returnを日銀USD/JPYで円換算しています。これは暦年リターンであり、年中の最大下落率や、あらゆる暴落での強さを示すものではありません。

Q. VTはNISAのどちらの枠で買えますか?

A. VT(米国ETF)はNISAの成長投資枠で購入できます。つみたて投資枠の対象ではありません。証券会社によって取扱いが異なるため、購入前に確認してください。

Q. VTとS&P500を両方持つのはありですか?

A. 可能ですが、VTには既に米国株が6割前後含まれているため、S&P500を追加するとポートフォリオ全体の米国比率がさらに高まります。分散効果を重視する場合は、どちらか1本に絞ることが多いです。

関連コラム

次に読まれることが多い比較

他の人気シミュレーション

関連する銘柄解説

A系列は一次情報から検証した月次実績を使用し、参考系列は品質を明示しています。将来の運用成果を保証するものではありません。データについて