VTとS&P500、どちらを積み立てるべき?

全世界の株式に分散投資できるETF「VT」と、米国の代表企業500社に投資する「S&P500」。同じインデックス投資でも、対象とする範囲が大きく異なります。過去の実績データで両者の違いを整理します。

結論

世界全体に分散したい → VT
米国の成長力に集中したい → S&P500

積立シミュレーション比較

20201月〜 / 毎月3万円積立

VT

評価額

272万円

利益

+74万円

リターン

+37.6%

元本

198万円

S&P500

評価額

289万円

利益

+91万円

リターン

+46.2%

元本

198万円

S&P500 が上回った利益差

+17万円

資産推移グラフ

投資元本
VTの資産
S&P500の資産

VT vs S&P500 スペック比較表

項目VTS&P500
投資対象全世界株式(先進国+新興国)米国株式(S&P500指数)
国数約50ヵ国米国のみ(1ヵ国)
銘柄数約9,000銘柄500銘柄
分散性◎ 世界全体に分散○ 米国内で分散
リスク中(★★★)中(★★★)
過去の年平均リターン約+12%(2015〜2025年平均)約+14%(2015〜2025年平均)
信託報酬年0.07%年0.09372%
NISA対応○ つみたて・成長両対応○ つみたて・成長両対応

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VTS&P500のよくある質問

Q. VTとS&P500はどっちがおすすめですか?

A. 投資目的によります。「世界全体に分散して、特定の国への依存を減らしたい」ならVT、「米国の成長力に賭けて高いリターンを狙いたい」ならS&P500が向いています。過去の実績ではS&P500のほうがやや高いリターンでした。

Q. VTとオルカンは何が違いますか?

A. 投資対象(全世界株式)はほぼ同じですが、VTは米国籍のETF、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は日本の投資信託という形式の違いがあります。ETFは取引所でリアルタイムに売買でき、投資信託は毎日一回の基準価額で購入する点が異なります。

Q. 初心者にはどちらが向いていますか?

A. 初心者にはVTがまず候補になりやすいです。1本で世界中に分散でき、米国が不調な局面でも他の国が補ってくれます。S&P500は米国経済への信頼があり、過去の高いリターンを重視する方に向いています。

Q. 暴落時に強いのはどちらですか?

A. 下落幅はほぼ同程度です。2022年の年間下落率はVTが約-18%、S&P500が約-18%と近い水準でした。VTのほうが米国以外の地域にも分散されているため、米国株だけが急落する局面では相対的にダメージが小さくなる傾向があります。

Q. VTはNISAのどちらの枠で買えますか?

A. VTは金融庁の基準を満たしているため、つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも購入できます(証券会社によって取扱いが異なる場合があるため、事前に確認するのが確実です)。

Q. VTとS&P500を両方持つのはありですか?

A. 可能ですが、VTには既に米国株が6割前後含まれているため、S&P500を追加するとポートフォリオ全体の米国比率がさらに高まります。分散効果を重視する場合は、どちらか1本に絞ることが多いです。

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