全世界の株式に分散投資できるETF「VT」と、米国の代表企業500社に投資する「S&P500」。同じインデックス投資でも、対象とする範囲が大きく異なります。過去の実績データで両者の違いを整理します。
結論
2020年1月〜 / 毎月3万円積立
評価額
328万円
利益
+130万円
リターン
+66%
元本
198万円
評価額
352万円
利益
+154万円
リターン
+77.9%
元本
198万円
S&P500 が上回った利益差
+23万円
2018年8月〜2025年6月(83か月)。円ベースの検証済み月次リターンを複利連結し、年率換算しています。分配金再投資・ファンド費用を反映。積立結果の利益率や年次リターンの算術平均ではなく、売買費用・税金は含みません。
積立開始年・月額を変えて、あなたの「たられば」を計算できます。
Q. VTとS&P500はどっちがおすすめですか?
A. 投資目的によります。「世界全体に分散して、特定の国への依存を減らしたい」ならVT、「米国の成長力に賭けて高いリターンを狙いたい」ならS&P500が向いています。過去の実績ではS&P500のほうがやや高いリターンでした。
Q. VTとオルカンは何が違いますか?
A. 投資対象(全世界株式)はほぼ同じですが、VTは米国籍のETF、オルカン(eMAXIS Slim 全世界株式)は日本の投資信託という形式の違いがあります。ETFは取引所でリアルタイムに売買でき、投資信託は毎日一回の基準価額で購入する点が異なります。
Q. 初心者にはどちらが向いていますか?
A. 初心者にはVTがまず候補になりやすいです。1本で世界中に分散でき、米国が不調な局面でも他の国が補ってくれます。S&P500は米国経済への信頼があり、過去の高いリターンを重視する方に向いています。
Q. 暴落時に強いのはどちらですか?
A. 2022年の円ベース・分配金再投資込みの暦年リターンは、米国ETF VTが約−5.9%、eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)が約−6.1%でした。VTはUSD建てNAV Total Returnを日銀USD/JPYで円換算しています。これは暦年リターンであり、年中の最大下落率や、あらゆる暴落での強さを示すものではありません。
Q. VTはNISAのどちらの枠で買えますか?
A. VT(米国ETF)はNISAの成長投資枠で購入できます。つみたて投資枠の対象ではありません。証券会社によって取扱いが異なるため、購入前に確認してください。
Q. VTとS&P500を両方持つのはありですか?
A. 可能ですが、VTには既に米国株が6割前後含まれているため、S&P500を追加するとポートフォリオ全体の米国比率がさらに高まります。分散効果を重視する場合は、どちらか1本に絞ることが多いです。
A系列は一次情報から検証した月次実績を使用し、参考系列は品質を明示しています。将来の運用成果を保証するものではありません。データについて