新NISAのつみたて投資枠と成長投資枠の違いとは?

新NISA(2024年〜)には「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2種類の非課税投資枠があります。名前が似ているため混同されやすいですが、対象商品や枠の大きさに違いがあります。この記事では2つの枠の違いと、組み合わせ方の考え方を整理します。

この記事のポイント

つみたて投資枠は年120万円、成長投資枠は年240万円

つみたて投資枠は年間120万円、成長投資枠は年間240万円まで非課税で投資できます。両方を使うと年間360万円、生涯の非課税保有限度額は合計1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。

つみたて投資枠は金融庁が定めた基準を満たす投資信託のみ

つみたて投資枠で購入できるのは、金融庁が定めた「長期・積立・分散投資に適した」基準(信託報酬の上限・頻繁な分配金の禁止等)を満たす投資信託・ETFに限られます。オルカン・S&P500などのインデックスファンドの多くはこの基準を満たしています。

成長投資枠はETF・個別株・高配当ファンドなど対象が広い

成長投資枠は、つみたて投資枠の対象商品に加えて、個別株・ETF・高配当ファンドなど、より幅広い商品を購入できます。ただし整理・監理銘柄や信託期間20年未満のファンドなど、一部除外される商品もあります。

積立タイムマシン編集部

最終更新: 2026年7月

本記事は金融庁・JPX・MSCI・S&P Dow Jonesなどの公開情報と、積立タイムマシン独自のシミュレーションデータをもとに作成しています。

制度情報の確認状況

  • つみたて投資枠・成長投資枠の年間投資枠と生涯非課税保有限度額」を2026-07-06金融庁 NISA特設ウェブサイトで確認出典を見る

つみたて投資枠の対象商品の基準

つみたて投資枠の対象商品は、金融庁が定めた基準(販売手数料無料・信託報酬の上限設定・頻繁な分配金の禁止・信託契約期間が無期限または20年以上等)を満たす投資信託・ETFに限定されています(出典:金融庁「つみたて投資枠対象商品」)。2024年時点で対象となっている商品は金融庁のウェブサイトで一覧公開されています。オルカン・S&P500など主要なインデックスファンドの多くはこの基準を満たしています。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。

成長投資枠で購入できる商品の範囲

成長投資枠では、つみたて投資枠の対象商品に加えて、上場株式(個別株)・ETF・REIT・高配当ファンドなど、より幅広い商品が購入対象になります。ただし整理・監理銘柄に指定されている株式や、信託期間20年未満・毎月分配型・デリバティブ取引を用いた一定の投資信託などは対象から除外されています。

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2つの枠を組み合わせる考え方

新NISAでは、つみたて投資枠と成長投資枠を同時に併用できます。「つみたて投資枠でオルカン・S&P500などのインデックスファンドを積み立て、成長投資枠で高配当ETFや個別株を追加する」という組み合わせが一つの例として紹介されています。どちらの枠をどの程度使うかは、非課税枠の使い方・投資目的・リスク許容度によって個人差があります。

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よくある質問

Q. つみたて投資枠と成長投資枠の違いは何ですか?

A. つみたて投資枠(年120万円)は金融庁の基準を満たした投資信託・ETFに限定されます。成長投資枠(年240万円)は個別株やより幅広いETF・投資信託も対象になります。対象商品の広さと非課税枠の大きさが主な違いです。制度は将来変更される可能性があります。最新情報は金融庁・お取引の証券会社等の公式情報をご確認ください。

Q. つみたて投資枠だけで1,800万円の非課税枠を使い切れますか?

A. 使い切ることは可能です。つみたて投資枠のみの利用の場合、年120万円ずつ積み立てると15年で1,800万円に到達します。成長投資枠の非課税保有限度額は1,200万円までのため、つみたて投資枠だけで生涯上限(1,800万円)を使い切ることもできます。

Q. オルカンやS&P500はどちらの枠で買えますか?

A. オルカン(eMAXIS Slim全世界株式)・S&P500(eMAXIS Slim米国株式)は金融庁の基準を満たしているため、つみたて投資枠・成長投資枠のどちらでも購入できます。

Q. SCHDやVYMなど高配当ETFはどちらの枠で買えますか?

A. 楽天SCHD・VYMなどの高配当ETF・ファンドは、つみたて投資枠の対象外となっている商品が多く、成長投資枠での購入が一般的です。個別の商品がどちらの枠に対応しているかは、証券会社の商品ページで確認できます。

Q. 2つの枠はどちらから使うのが一般的ですか?

A. 「まずつみたて投資枠で長期積立の土台を作り、余裕資金ができたら成長投資枠を追加する」という順序が紹介されることが多いです。ただしこれは一つの考え方であり、資産状況や投資目的によって異なります。

Q. 成長投資枠だけで積立設定はできますか?

A. 証券会社によっては成長投資枠でも毎月の積立設定に対応しています。つみたて投資枠と異なり対象商品が広いため、高配当ETFなどをつみたて感覚で定期購入したい場合に成長投資枠の積立設定が使われることがあります。

こんな人におすすめ

新NISAを始めたばかりで、2つの枠の違いが分かりにくいと感じている方

オルカン・S&P500以外にSCHDや個別株にも興味がある方

非課税枠をどう配分すればいいか整理したい方

よくある失敗パターン

つみたて投資枠と成長投資枠を別々の制度だと誤解する

つみたて投資枠と成長投資枠は、どちらも同じ新NISA制度内の非課税枠です。別々の口座や制度ではなく、1つのNISA口座の中に2種類の投資枠がある、という理解が正確です。

欲しい商品がどちらの枠の対象か確認せずに注文する

商品によってはつみたて投資枠の対象外(成長投資枠のみ対応)の場合があります。注文前に証券会社の商品ページで対応する投資枠を確認しておくと、意図しない枠の消費を避けやすくなります。

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